2016旅の終わりに

今年の旅も終わってしまった。
一年に一回はがつんと旅に出たい。二回でも、まぁ、三回でもいいなと思う。

富山の高岡、金沢、戻って富山と3本のライブをさせてもらった。
関係者各位それぞれ音楽について大変想いのある方々で、丁寧に企画をしてくださり、滞在中のケアまで本当になんともなんとも。
わたしは大体ツアーで体調を崩すのですが、おかげさまで今回は崩れなかった。眠たいとかそれくらいで済んだ。素晴らしい。

3本のライブで出会えた方々、いつもアルバムを聴いてくれているという方に出逢えたり、初めて聴いてその場でアルバムを買ってくださったり、いつもアルバムをかけてくださっているお店に行けたり、そういうのは、本当にありがたい。

すべてのライブを終えた後、ひとり宇奈月温泉というところに観光に出掛けた。
雨か曇りだったけど、なんとかトロッコに乗れて、温泉も入って、町のあちこちにある足湯に浸り、ただただ自由に歩き回って、長過ぎる夜に地ビール飲んで、夜中のホテルの廊下の静けさと誰もいない温泉に怯えたり、湯けむり殺人事件とかなくてよかった、と自身の無事に安堵して帰った。


語弊があるかもしれませんが、あえて自分から聴いて聴いてとライブしに行く気がなくて、でもそうしているとおのずといいイベントしかなくなってきたと感じています。本当に恵まれていて幸福なことです。
でも、アルバムはたくさん聴いて欲しいなと思っています。
音楽との付き合い方、仕事との付き合い方、自分との、人との、いろいろ考えてしまうけども、世の中のあらゆる価値観は無視できなくても自分の中のセンサーにいつでも耳を傾けていたいと思っています。自分にとっての楽園を作りたくて。小さくていいのです。
特に音楽に特化した意味ではなく、個人的にそれがいつでもわたしの目標です。そのためにせっせと耕したり、選択したり、自分センサーに耳を澄ましたり、してるんだなぁと思います。




mayuluca