1st album 『君は君のダンスを踊る』
- 2008/10/27
- 00:00

01:君は君のダンスを踊る
02:おひさまの居場所
03:おうちへ帰ろう
04:dula dula
05:昼下がり
06:チャイム
07:出発
08:花ヲ見ル
09:ほんとうのこと
10:ひかりの時間
Total 44:35
all songs written by mayuluca
MIDI Creative
2008.10.27 Release
CXCA-1236 2,300yen(tax included)
~フォーキーなテイストの裏に見え隠れするある種の強さを秘めた楽曲達。
音の隙間に見えてくる風景。ギターの上に浮かぶ歌と声。
ドラムなし、ベースなしで創られたその世界は柔らかく、透明な時間が流れます。
マユルカワールドの、始まりです。
●ライブ会場、MIDI RECORD CLUB SHOP、アマゾン・ブリッジ・タワーレコード・HMV・TSUTAYA等でご購入いただけます。
● musicians ●
mayuluca/vocal、acoustic guitar
前原孝紀/electric guitar
田辺玄(water water camel)/electric guitar、sound effect
橋本歩/cello
● illustration ●
渡邉良重(キギ)
● comment ●
マユルカさんと会って、歌を聞いて、詩を読んで、
すぐにジャケットの絵を描きました。アルバムができあがって見直して、
やっぱりこの絵で良かったなと思いました。
たくさんの人に聞いてもらえますように!
--渡邉良重--
ギターと歌声が心地よく、あたたかいお休みを与えてくれます。
何かをちょっと残しながら、過ぎてしまう風のような雰囲気も併せ持っている。
だから退屈しないんだと思います。
--山崎ゆかり(空気公団)--
● 本人によるアルバム全曲解説 ●
1:君は君のダンスを踊る
前原さんにアルペジオで絡んでもらったら美しいだろうなぁ、
と作っている時から思っていて、実際やってもらったら本当によかった。
そこに玄くんが加わって3人で一発録り。
玄くんがスタジオにあった鉛筆削りやニッパーで音を加えてくれて面白かった。
ラストに向かってどんどん世界が広がっていくところは必聴。
何度聴いてもこの曲はワクワクする。(自画自賛)
2:おひさまの居場所
MCでいつも言っているけど、宮沢賢治さんの『おきなぐさ』という話しを読んで書いた曲。
これも3人で一発録り。他の曲はクリックを使わなかったけどこれは使った。
なんだか歌うのにえらい精神力というか集中力を必要とする曲だった。
終わった後、指が震えていたので次の曲の録音に入るまで時間を置いてもらった。
入魂の一曲。
3:おうちへ帰ろう
これも3人で一発録り。3人で合わせたことで「おっ」となった最初の曲だと思う。
玄くんに触発されて、今度はわたしがホッチキスで音を加える。
コーラス録りの時に、エンジニアの上野さんに「サビもコーラス入れるんだっけ?」と
聞かれて、別に考えてなかったけど入れてみます、という感じでその場で考えて
乗せてみたら、すごくよい感じになった。なんでもやってみるもんだ。
4:dula dula
前原さんとデュオで一発録り。前原さんのギターが大変なことになっていて、
テイクは少なめにしないと怒られそうだった。(注:実際は怒られていません。)
エンジニアの上野さんはこの曲のミックスに苦労していて、「鬼っこ」と言って
渋い顔をしていたが、最後は上野さん自身も納得の仕上がりになってよかった。
5:昼下がり
結果的にこの曲だけが弾き語りとなった。
作った当初はめちゃめちゃ短い小さな作品にしようと思っていたけど、
言葉数が少ないだけで尺は普通になった。ひと言ふと言だけで成り立たせた曲。
まどろんだ昼下がりの空気感が出たように思う。寝てしまいそう。
6:チャイム
前原さんとデュオで一発録り。ソロになってかなり初期に作った曲で、
この曲が出来たことでマユルカの方向性が見えた気がする。
自主制作のCD-Rにも入れているけれど、今作ではデュオバージョンで臨んだ。
まるでハープのような前原さんのギターが美しい。
7:出発
この曲も初期の曲で自主制作のCD-Rに入っていて、そのままの感じを生かして
弾き語りでやろうとしていたのだけど、やっぱりちょっと広げたいなぁ、
ということで急遽玄くんにギターを乗せてもらった。
ソロになって、まだライブもできない時期に作った曲。
ここから出発したという原点の一曲。
8:花ヲ見ル
弾き語りに玄くんがギターとSEを乗せてくれた。
自主制作CD-Rにも入っているこの3曲(6,7,8)はわたしの原点であるので、
3曲ともアルバムに入れることにした。
特に意識した訳ではないのに、CD-Rのテイクとは歌声や雰囲気が変わっている。
玄くんが曲と詞からイメージした音を乗せ、風に花が舞う幻想的な景色を広げてくれた。
9:ほんとうのこと
弾き語りに玄くんがギターを乗せてくれた。
アルバムの中でも、最もフォーキーでポップな一曲だと思う。
こういう素直で真っ直ぐな曲が必要な時があると思って作った。
10:ひかりの時間
弾き語りテイクにチェロの歩さんが音を加えてくれた。
弾き語りで録っていた時、試しにヘッドフォンを外して歌詞も見ないで
素の状態でやってみたら、いいテイクが録れた。
初めて生で聴く歩さんのチェロが美しくて感動。
チェロでノイズを入れるというアヴァンギャルドなアプローチが予想外でかっこよかった。
以上、本人によるアルバム全10曲の曲解説でした。
各曲とも、ライブでは出来なかったコーラスワークを実現できたのもよかった。
アルバムを聴きながら読んでもらえたらうれしいです。
1:君は君のダンスを踊る
前原さんにアルペジオで絡んでもらったら美しいだろうなぁ、
と作っている時から思っていて、実際やってもらったら本当によかった。
そこに玄くんが加わって3人で一発録り。
玄くんがスタジオにあった鉛筆削りやニッパーで音を加えてくれて面白かった。
ラストに向かってどんどん世界が広がっていくところは必聴。
何度聴いてもこの曲はワクワクする。(自画自賛)
2:おひさまの居場所
MCでいつも言っているけど、宮沢賢治さんの『おきなぐさ』という話しを読んで書いた曲。
これも3人で一発録り。他の曲はクリックを使わなかったけどこれは使った。
なんだか歌うのにえらい精神力というか集中力を必要とする曲だった。
終わった後、指が震えていたので次の曲の録音に入るまで時間を置いてもらった。
入魂の一曲。
3:おうちへ帰ろう
これも3人で一発録り。3人で合わせたことで「おっ」となった最初の曲だと思う。
玄くんに触発されて、今度はわたしがホッチキスで音を加える。
コーラス録りの時に、エンジニアの上野さんに「サビもコーラス入れるんだっけ?」と
聞かれて、別に考えてなかったけど入れてみます、という感じでその場で考えて
乗せてみたら、すごくよい感じになった。なんでもやってみるもんだ。
4:dula dula
前原さんとデュオで一発録り。前原さんのギターが大変なことになっていて、
テイクは少なめにしないと怒られそうだった。(注:実際は怒られていません。)
エンジニアの上野さんはこの曲のミックスに苦労していて、「鬼っこ」と言って
渋い顔をしていたが、最後は上野さん自身も納得の仕上がりになってよかった。
5:昼下がり
結果的にこの曲だけが弾き語りとなった。
作った当初はめちゃめちゃ短い小さな作品にしようと思っていたけど、
言葉数が少ないだけで尺は普通になった。ひと言ふと言だけで成り立たせた曲。
まどろんだ昼下がりの空気感が出たように思う。寝てしまいそう。
6:チャイム
前原さんとデュオで一発録り。ソロになってかなり初期に作った曲で、
この曲が出来たことでマユルカの方向性が見えた気がする。
自主制作のCD-Rにも入れているけれど、今作ではデュオバージョンで臨んだ。
まるでハープのような前原さんのギターが美しい。
7:出発
この曲も初期の曲で自主制作のCD-Rに入っていて、そのままの感じを生かして
弾き語りでやろうとしていたのだけど、やっぱりちょっと広げたいなぁ、
ということで急遽玄くんにギターを乗せてもらった。
ソロになって、まだライブもできない時期に作った曲。
ここから出発したという原点の一曲。
8:花ヲ見ル
弾き語りに玄くんがギターとSEを乗せてくれた。
自主制作CD-Rにも入っているこの3曲(6,7,8)はわたしの原点であるので、
3曲ともアルバムに入れることにした。
特に意識した訳ではないのに、CD-Rのテイクとは歌声や雰囲気が変わっている。
玄くんが曲と詞からイメージした音を乗せ、風に花が舞う幻想的な景色を広げてくれた。
9:ほんとうのこと
弾き語りに玄くんがギターを乗せてくれた。
アルバムの中でも、最もフォーキーでポップな一曲だと思う。
こういう素直で真っ直ぐな曲が必要な時があると思って作った。
10:ひかりの時間
弾き語りテイクにチェロの歩さんが音を加えてくれた。
弾き語りで録っていた時、試しにヘッドフォンを外して歌詞も見ないで
素の状態でやってみたら、いいテイクが録れた。
初めて生で聴く歩さんのチェロが美しくて感動。
チェロでノイズを入れるというアヴァンギャルドなアプローチが予想外でかっこよかった。
以上、本人によるアルバム全10曲の曲解説でした。
各曲とも、ライブでは出来なかったコーラスワークを実現できたのもよかった。
アルバムを聴きながら読んでもらえたらうれしいです。